法華経のことば(滅後の五品) |
お釈迦さまが入滅されて2千五百年後の現在、「末法の世」と 言われている。この末法の世にどんな修行をしたら良いか示した のがこの「滅後の五品」である。 この中に含まれるものは、順番に初随喜、読誦、説法、兼業六度、 正行六度がある。簡単に説明しよう。 初随喜 初随喜は教えを聞いた時にありがたいと思う気持ちである。随喜の 気持ちは行動を起こすためのエネルギーでありエンジンである。 そしてその初随喜を伝えるには、聞いたそのままに、まごころを込めて 一生懸命伝えることが大切だとされる。真の功徳とは、教えによって 行動が変わり、人生が変わることである。 読誦 お経を読み諳んじることである。読誦はお釈迦様の説法を聴聞する ようにお経を読むことが大切だ。当然内容がちんぷんカンプンでは 読誦にならない。解説書を読んだり、識者に教えを請うことが必要 になる。 説法 人に法を説くことである。教えを自分に留めておくだけではなく 他の人に働きかけて理解してもらうことだ。それには聞解・思惟・ 修習の順序がある。まず、相手の機根(心の段階、知識など)に 応じて内容を聞いて理解してもらう。次に自己吟味をして何が当て はまりどう行動したら良いか考えてもらう。これを思惟と呼ぶ。 そして具体的に実践することが修習である。 兼業六度 読誦、説法をしながら六波羅蜜の修行を実践することを指す。 六波羅蜜とは、布施(ふせ)・自戒(じかい)・忍辱(にんにく)・ 精進(しょうじん)・禅定(せんじょう)・智慧(ちえ)の六つの 修行である。布施行を徹底的に行おうとすれば、その他の修行も 必然的に必要となってくる。 正行六度 六波羅蜜を徹底的に行うことである。徹底的に行うことによって 達する境地はもう少しで仏の悟りに到達できるような高い境地である。 初随喜、読誦までは自分を高めるための修行(自行)であるが、説法 以降は他に働きかける修行(化他行)である。どちらが欠けても 問題がおきる。自行と化他行は切り離して考えることはできない。 化他行を目標にしつつ自行にも励むことが大切だ。 人は自分だけのことを考えがちだが、それだけでは心の平安は訪れない。 人のために動くことによって自分への囚われから逃れることができる。 阿羅漢を得ても、他の人に働きかけない限り何にもならない。 お釈迦様のすごい所は、自分の悟りに満足するだけでなく、生きとし 生ける人々のために行動したところにある。 2009年4月19日(日)の実績は、 13299歩 でした。 平均 11038.5 合計 17617435 日数 1596 瞬間年間歩数 4029050 直近10日間平均 11017.3 |
by 1manpo_club
| 2009-04-19 12:21
| 宗教
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