あわや |
家の解体が始まるこの日、昨日からの最終的な後片付けが 終わらないので会社から午前休を貰い、片付けの続きを行った。 もはや時間がないことには変わらない。 清掃局の人が最終的に可燃ゴミと不燃ゴミの収集に来てくれたが 家の中にある残りのゴミ袋が意外に多く、一生懸命に運ぼうとするが なかなか捗らない。こんなとき次男がいればその馬力で片付くのにと 思ってもしようがないこと。気温はぐんぐん上がり、私はお茶をかなり のんだ。 ところがゴミ袋を外に出そうとしている私の体に異変が起きた。 心臓の鼓動が高まり、気持ち悪くなりなってきた。 私はその場でしゃがみ込まざるを得なかった。 時間が迫っているのに動けないもどかしさ。 一つでも多くゴミ袋を出したいという一心からごみ袋を 持って歩こうとするが体が言うことを利かない。 やがて猛烈な吐き気に襲われ、胃の中のものをすべて吐き出した。 その日は朝5時に起きてから何も食べておらず、暑いのでお茶ばかりを 飲んでいたから、口から出てくるのはお茶だけだった。 別用で出かけていたカミさんが戻り、私の異変に気がついて すぐに休むように言った。 私は、これが熱中症の症状と直感した。 暑さのために体温が上昇しコントロールが効かなくなる。 心臓の鼓動が高まり、吐き気を催す。そのまま放置していると 意識不明になり、最悪の場合死に至る場合があるという。 こんな時は、すぐに日影で体を冷やす必要がある。 幸い私は吐き気と動悸までで意識不明にはならなかった。 私は風の通る涼しい場所でしばらく休んでいた。 やがてカミさんが冷えたトマトを持ってきてくれた。 これがおいしいこと、この上なく、3つのトマトを一気に食べてしまった。 家の中にゴミ袋や外に出すべきものが残っていたが カミさんの言うことに従って家に戻り、エアコンをかけた部屋で 横になり体を休めることにした。 涼める場所が近くにあって本当に良かった。 これが野外で直射日光から逃れられない場所だったら大変なことに なっていた。世の中で熱中症になる状況をこの身をもって体験した。 暑さは決して侮れない。 |
by 1manpo_club
| 2008-07-25 13:46
| 健康
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