格差社会 |
「格差社会」という言葉がメディアに溢れている。 「持てる」人と「持てない」人の収入格差が広がっていると言う。 アルバイトだけの人はどんなに働いたとしてもどうしても200万にはならない。 会社にとっては正社員として雇うよりもアルバイトを雇った方が都合が良いのだろう。 正社員と全く同じ仕事をしていながらアルバイトだからという理由で賃金が 違うのは不合理である。 アルバイトで生計を立てているのは必ずしも本人の希望でないことが多い。 正社員になりたくてもなれない人がたくさんいる。 いや、アルバイトすらできない人も大勢いる。 先日、NHKの朝の番組でやっていた例に強烈なショックを受けた。 仕事をして結婚し子供もできて普通に生活してきた男性。 ある日会社が倒産し仕事がなくなった。収入が得られなくなり、 妻とも離婚。子供を引き取った。運悪く病気にもなり数ヶ月の入院。 20歳になる子供のアルバイトによる収入に頼った。 生活保護を頼んだが断られたという。 家賃は120万を滞納し、プロパンガスの支払も26万溜まっている。 49歳になるこの男性は、働こうにもアルバイトの口さえない。 仕事の面接に行くための電車賃もなく自転車で1時間も2時間もかけて行くという。 この状態でホームレスになっていないのが不思議に思ったが、 このような人が増えているという。 働く意欲のある人が働ける社会であって欲しい。 そして本当に困っている人に手を差し伸べられる社会であって欲しい。 私に何ができるか。大きな大きな課題だ。 |
by 1manpo_club
| 2006-03-09 12:58
| 随感
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