義兄の一周忌 |
義兄(カミさんの兄)が膵臓癌で亡くなって早一年経った。 抗がん剤による治療を受けずにホスピスでがりがりにやせ 細っても最後まで意識がはっきりしていた壮絶な死だった。 一年前の日記を見ると家族で病院を訪問し、言葉を交わし 映像も撮った。その頃はまだ声を聞く事ができた。 しかし、私は声掛けができなかった。すべての言葉が 空しいような気がしたからである。 義兄の人生はこれから収穫期を迎えるところだった。 長男はまだ嫁さんを貰っていなかったが残念だったが 娘さんは結婚し、2人の子どもに恵まれ、爺さんとして 孫を見る事ができた。 自分で会社を作り、長い間単身赴任で頑張ってきた。 人一倍健康に気を使い、学生時代からの仲間を大切にし ゴルフも熱心にやっていた。 最終的に一戸建ての家を手に入れ、これからいよいよ 悠々自適な生活が始まるはずだった。 病魔に教われ余命を宣告され闘病生活に入った時は どんなにか悔しかっただろう。享年66歳は若過ぎる。 一周忌は50名を越える親戚や友人が集まり、故人を偲んだ。 私とカミさんは愛知から来た親戚と共に、式の終了後 一人暮らしになった義姉の家を訪問し、いろいろな話を聴いた。 |
by 1manpo_club
| 2015-11-29 12:30
| 家族
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