根源的な問い「なぜ我々は存在するか」 |
考えて見れば不思議である。 地球が丸くて地の果てがなく、海の水がこぼれないのが。 昔の人は地上は平らであり、地の果てがあり、その先には 何も無いと考えていた。 ニュートンが万有引力を発見してすべてのものがお互いに引きあって いることを示した。アインシュタインは物体が光速に近づくにつれて 質量が増大し光速には決して達することができない、つまり光速は この宇宙の最大速度であることを導き出した。 しかし、さらに根源的な問題がある。そもそも重さとは何か、質量とは 何かという問いである。人類は物質の持つ法則を次々と明らかにし、 物質の起源がビッグバンにあることを突き止めたが、何故物質には 質量があるのかという根源的な問いには答えられなかった。 そして、今、この問いに答えが出たのである。 重さの元は「ヒッグス粒子」であると言うのである。 詳細な理論は分かりかねるが、大がかりな実験でこの粒子の存在が 確認されたらしい。 無限に広がる宇宙になぜ銀河や星があり、我々が存在するのか。 根本的な謎への答えが、このヒッグス粒子の発見によりもたらされる。 ---------------------- ヒッグス粒子:存在確定 物理学の標準理論完成 毎日新聞 2013年10月04日 07時30分(最終更新 10月04日 10時00分) 物質に質量を与えたとされる素粒子「ヒッグス粒子」の発見が、東京大や高エネルギー加速器研究機構などの国際チームの実験で確定した。7日付の欧専門誌「フィジックス・レターズB」で公表する。存在を提唱した英国のピーター・ヒッグス博士(84)らは8日発表のノーベル物理学賞の最有力候補とされ、授賞の後押しとなりそうだ。 実験に使われた大型加速器「LHC」を持つ欧州合同原子核研究所(スイス)は昨年7月、「99.9999%以上の確率で、ヒッグス粒子と考えられる新粒子を見つけた」と発表した。だが、さらに実験を進めて確度を高める必要があった。 チームは、ヒッグス粒子が崩壊して別の素粒子に変わるパターンなどを調べ、質量が陽子(水素の原子核)の約134倍にあたる125.5ギガ電子ボルトと判定した。素粒子の自転を表す量「スピン」も理論通り「ゼロ」と確認した。これらの結果から「学術的に発見が確定した」と結論付けた。【野田武、河内敏康】 【ことば】ヒッグス粒子 ピーター・ヒッグス博士が1964年に存在を提唱した素粒子。宇宙誕生の大爆発(ビッグバン)から100億分の1秒後、光速で飛び回る他の素粒子にまとわりつき、動きづらくすることで質量を生んだと考えられている。標準理論で存在が予想された17種類の素粒子の中で唯一未発見だった。 ◇解説 半世紀かけ最後のピース 無限に広がる宇宙になぜ銀河や星があり、我々が存在するのか。その謎を解く鍵が素粒子のヒッグス粒子だ。万物に質量を与え、多彩な世界を創造し「神の粒子」と呼ばれる素粒子の発見は、現代物理学の根幹をなす「標準理論」というパズルに残された最後のピースを埋める理論の完成を意味する。 ヒッグス粒子が存在しているというアイデアの源泉は、ノーベル物理学賞を受賞した南部陽一郎博士が1960年代に提唱した理論にある。だが、素粒子は重いほど検出が難しく、ヒッグス粒子の発見には半世紀もの歳月を要した。 ------------------ 2013年10月4日(金)の実績は、 11018歩 でした。 平均 10907.5 合計 31500847 日数 2888 瞬間年間歩数 3981236 直近10日間平均 14634.9 |
by 1manpo_club
| 2013-10-04 12:30
| 宇宙
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