「毒を売る女」島田荘司 |
短編集である。島田氏に短編は似合わないと思った。 やはり長編小説に展開される大胆なトリックが魅力だ。 この本も「吉敷竹史」刑事が出てくる小説として選んだが 登場するのは八編中たったの一作品だけであった。 「毒を売る女」 標題になった短編である。友人が梅毒に罹り、離れようと する主人公が友人から梅毒を移そうと攻撃を受ける恐怖を テーマに扱った作品。 「渇いた都市」 しがない小心者の中年男が美人のホステスに入れ込んだが 結局コケにされ殺してしまう。死体を湖に沈めるが 水不足で死体が発見され、ある身体的特徴から、分からない はずだだった身元がバレてしまう。 「糸ノコとジグザグ」 ラジオ番組に送られた意味不明のメッセージ。自殺の予告で あることが推理され、番組の中で阻止すべく場所と人物を 特定して行く。 「土の殺意」 唯一吉敷竹史が登場する作品。ただし、この中ではほとんど 重要な役割は果たしていない。飲み屋近くの路地上で殺されていた。 飲み屋で最後に関わった地上げ屋が容疑者に挙げられたが 犯人は意外なところから現れた。 その他幾つかの作品が収容されているが、ほとんど私の 心に響いて来なかった。 2012年5月17日(木)の実績は、 10574歩 でした。 平均 11045.9 合計 27349644 日数 2476 瞬間年間歩数 4031753 直近10日間平均 10890.0 |
by 1manpo_club
| 2012-05-17 12:30
| 本
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